一般財団法人移動無線センター九州センターは、平成30年5月16日、九州地方非常通信協議会(会長 総務省九州総合通信局長)
から、熊本地震および霧島連山新燃岳噴火に際して、非常時の通信確保に貢献したことに対し表彰を受けましたので、お知らせします。
表彰の詳細は以下の通りです。
<表彰事績>
(1)熊本地震での中継局の運用維持
平成28年4月16日の熊本地震本震により、西原村等をカバーする阿蘇中継局への商用電源が停電しました。九州センターでは、
商用電源が回復した平成29年6月1日までの1年以上にわたり非常用発電機への燃料補給を継続すること等により、阿蘇中継局の
運用を維持し、周辺自治体等に対するMCA無線サービスを確保し、災害対策の推進に貢献しました。
(2)熊本地震での地方自治体への支援
被災した八代市においては、九州センターは、仮設庁舎内に臨時の親局を開設し、八代市からの市民向け防災情報伝達を可能
とし、災害対策の推進に貢献しました。
(3)霧島連山新燃岳噴火に際してのMCA無線機の提供
平成29年10月11日に発生した霧島連山の新燃岳の噴火に当たり、新燃岳を取り巻く鹿児島・宮崎両県の5市2町(霧島市、
曽於市、湧水町、都城市、小林市、えびの市、高原町)で構成された環霧島会議から要請を受け、被災または被災の恐れがある
場合の安全確保等の連絡用として、九州センターは、MCA無線機41台(携帯型無線機30台、車載用無線機7台、ポータブル無線
機4台)を貸与し、災害時に備えた連絡体制の強化に貢献しました。
注:九州地方非常通信協議会(
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kyushu/link/hijokyo.html)